
基本情報
| 省 | 陝西省 |
| 地図上の位置 | 陝西省 |
| 緯度・経度 | 34.3, 108.9 Google マップ |
| 見どころ | 古都 |
| 主な見どころ | 兵馬俑、大雁塔 |
| 周辺の都市 | 宝鶏 |
| 周辺の景勝地 | 驪山と華清池 29km、臨潼驪山・秦兵馬俑風景名勝区 32km、秦の始皇帝陵と兵馬俑 36km、華山 110km、黄帝陵 147km 周辺を検索 |
| テーマ | 大都市、文化・歴史、博物館、歴史的建築、陵墓、城壁、塔・楼閣、仏教、先史時代、温泉・地熱、泉、山、テーマパーク、切手、グルメ、イスラム教、夜景、関所・防御施設 |
概要
西安(せいあん)は陝西省の省都で、中国の古都の一つである。紀元前11世紀から10世紀ごろまでの約1,100年間に、13の王朝や政権がここに都を置いた。西周、秦、前漢、唐がその最盛期である。
最も名高いのは「世界第八の不思議」と呼ばれる兵馬俑博物館である。西岳華山は東へ車で1〜2時間。市内には古い城壁、碑林(ひりん)、大雁塔(だいがんとう)と小雁塔がある。



旅行案内
アクセス:西安咸陽(かんよう)国際空港は市の北西約25kmにあり、地下鉄14号線と空港鉄道で市内と結ばれる。西安北駅は高速鉄道の拠点で、西安駅は北の城壁の外にある。華山、洛陽、太原、成都などへ高速列車が出ている。
市内の移動:地下鉄が主な見どころを結び、鐘楼、大雁塔、陝西歴史博物館一帯は行きやすい。城壁の内側は碁盤目の街路で、歩きや自転車に向く。
市内:鐘楼、鼓楼、回民街(イスラム教徒の街)、城壁、碑林博物館、陝西歴史博物館、大雁塔、小雁塔はいずれも市街にあり、互いに遠くない。陝西歴史博物館は実名での予約が必要で、混む時期は早めに予約するとよい。
城壁:周囲は約13.7kmで、歩いても自転車でも一周できる。外側には環状の公園が続く。
郊外:秦始皇帝陵博物院(兵馬俑)は市の東約37kmの臨潼(りんどう)区にあり、観光バスか都市間バスで行ける。同じ日に華清宮も見られる。兵馬俑には半日から1日をあてる。
陵墓:漢陽陵(かんようりょう)は北郊にある。乾陵(けんりょう)と昭陵(しょうりょう)は渭河(いが)の北で市から遠く、車をチャーターするかツアーで行くのがよい。法門寺(ほうもんじ)は宝鶏(ほうけい)近くの扶風(ふふう)にある。
華山:西安北駅から高速列車で華山北駅へ。駅から景区までは約5kmで、日帰りもできるが、山上に1泊するとゆとりがある。
所要時間:市内と兵馬俑で最低3日。華山と陵墓も入れるなら4〜5日。
季節と宿泊:春と秋が過ごしやすい。夏は暑く、冬は乾燥して寒い。鐘楼、南門、大雁塔の周辺は観光に便利で、北駅の近くは次の目的地へ移るのに向く。
市内の見どころ
大雁塔:大慈恩寺(だいじおんじ)の中にある七層のれんが塔で、高さ64m余り、基壇は一辺25mの正方形。
小雁塔:薦福寺(せんぷくじ)
鐘楼と鼓楼
清真大寺(大モスク)
城壁:中国の世界遺産暫定リスト
陝西歴史博物館
碑林:漢から清までの石碑2,300基余り。
半坡(はんぱ)新石器時代遺跡
興慶宮(こうけいきゅう)公園
大唐芙蓉園:唐風のテーマパーク

郊外の見どころ
翠華山(すいかざん)
漢陽陵:前漢の景帝の陵
茂陵(もりょう):前漢の武帝の陵
昭陵:唐の太宗の陵
乾陵:唐の高宗と則天武后の合葬陵
さらに足を延ばして
法門寺
おすすめの行程
1日:兵馬俑と、近くの秦の始皇帝陵、驪山、華清池。
1〜3日:市内の大雁塔、碑林、陝西歴史博物館、城壁、鐘楼と鼓楼、清真大寺、半坡遺跡、小雁塔。
1〜2日:華山。
さらに時間があれば、乾陵、漢陽陵、翠華山。
大雁塔
市の南部、大慈恩寺の大雁塔は西安の象徴である。方形で上へすぼまる七層のれんが塔で、高さ64m余り、基壇は一辺25m。磨いたれんがを目地なく積み、壁の付け柱で柱間が分かれる、中国の伝統的な建築様式である。
652年に建てはじめられた。寺の初代住職である玄奘(げんじょう)がインドから帰ったのち、持ち帰った梵語の経典や仏像、仏舎利を納めるため、自ら設計し工事を監督したと伝わる。唐の太宗と高宗は『大唐三蔵聖教序』と『述三蔵聖教序記』の碑文を書いた。
都市環境の影響で、塔は近年1m以上傾いている。
1994年12月15日発行の切手「1994-21 中国古塔」の第1種に大雁塔が描かれている。

碑林
七つの大展示室、八つの回廊、八つの碑亭に漢から清までの石碑2,300基余りを収め、そのうち1,000基余りを展示する。多くは唐代のものである。篆書・隷書・草書・行書の各書体を見ることができ、欧陽詢(おうようじゅん)、顔真卿(がんしんけい)、柳公権(りゅうこうけん)、王羲之、蘇軾の書もある。
交通:14、402、239番のバスで「博物館」下車。
昭陵六駿
昭陵は唐の太宗の陵で、陝西省礼泉(れいせん)の山を利用して築かれている。陵の前には6頭の駿馬の浮き彫りがあった。名高い昭陵六駿(しょうりょうろくしゅん)で、太宗が唐を興すための戦いで乗った軍馬である。彫りは見事で、姿は生き生きとして調和がとれ、中国石彫の至宝とされる。2頭は盗まれてアメリカへ渡り、残る4頭は陝西の博物館にある。
2001年10月28日、中国郵政は切手「2001-22 昭陵六駿」6枚組を発行した。図案は什伐赤、青騅、特勒驃、颯露紫、拳毛騧、白蹄烏である。

城壁
西安の城壁は中国で最も完全な形で残る古代の城壁で、現存する古代の軍事防御施設としては世界で最大かつ最もよく保たれている。明の洪武年間に、6世紀の隋唐の皇城の城壁を基礎に築かれた。周囲13,912m、高さ12m、底部の幅18m、上部の幅15mで、高さより厚みがある。外堀が第一の防衛線で、跳ね橋は昼に下ろし、夜に上げた。城門の外の、夜回りと警報のための譙楼(しょうろう)が第二、高さ30m余りで外壁が垂直に切り立ち矢狭間が並ぶ箭楼(せんろう)が第三、箭楼と城門楼のあいだの9,348m²の甕城(おうじょう)が第四で、攻め込んだ敵を閉じこめる罠となった。第五が正門である。1983年以降、修復された城壁は全国で唯一の環状公園に囲まれている。
1997年10月24日、中国郵政は切手「1997-19 西安城壁」4枚組を発行した。図案は甕城、箭楼、敵台、角台である。

交通
咸陽空港は市の北西にある。
西安駅は北の城壁のすぐ外にある。
食
西安の食事はほかの大都市より安い。名物は次のとおり。
羊肉泡饃(ようにくほうも、羊肉スープにちぎったパンを入れたもの)。老孫家(ろうそんか)が名高い。
餃子の宴席料理。解放路餃子館で。
そのほかの軽食:梆梆麺、柿の餅、涼皮(りょうひ)、炒粉魚、鍋盔(かか)、千層油酥餅(パイ)
南稍門と東新街の夜市のほか、鼓楼の裏の屋台街もおすすめである。
料理店:西安飯荘、老孫家(東関正街)、春発生(南院門20号)、同盛祥(鐘鼓楼広場)、樊記臘汁肉(竹笆市45号)、徳発長(西大街3号)、解放路餃子館(隴海酒店1階)、賈三灌湯包子(西羊市121号)、三原老黄家(文芸路建設西街16号)。
ショッピング
大きなショッピングセンター、百貨店、スーパーは西大街、南大街、東大街、解放路に集まっている。
骨董や工芸品なら、碑林のそばの書院門古文化街、朱雀路の西安古玩市場、雁塔路5号の文宝斎へ。兵馬俑の複製、唐三彩の陶器、切り紙、布の工芸品などがある。
切手
2003年にイランと共同発行した2003-6「鐘楼とモスク」2種の第1図は西安鐘楼である。

写真:兵馬俑:Jmhullot(CC BY 3.0、ウィキメディア・コモンズ)
周辺
| 世界遺産 | 大明宮 4km、興教寺塔 21km、秦の始皇帝陵と兵馬俑 34km、大仏寺石窟 125km、シルクロード:長安-天山回廊の交易路網 196km、崤函古道石壕段遺跡 241km、麦積山石窟 273km、武当山 282km |
| 国家級風景名勝区 | 臨潼驪山・秦兵馬俑風景名勝区 30km、華山 107km、黄帝陵 150km、五老峰 157km、合陽の洽川 166km、宝鶏の天台山 167km |
| 5A級観光地 | 城壁・碑林歴史文化景区 <1km、大明宮観光景区 4km、大雁塔・大唐芙蓉園景区 5km、驪山と華清池 27km、乾陵景区 75km、法門寺仏文化景区 98km |
| 4A級観光地 | 西安博物院 3km、広仁寺 3km、大唐西市博物館 3km、陝西歴史博物館 4km、漢城湖 6km、曲江海洋極地公園 6km |
| ユネスコ世界ジオパーク | 秦嶺終南山ユネスコ世界ジオパーク 37km |
| 国家歴史文化名城 | 咸陽 23km |
| 全国重点文物保護単位 | 西安鐘楼・鼓楼 <1km、西安清真寺 <1km、西安碑林 <1km、西安城壁 <1km、大学習巷清真寺 1km、八路軍西安弁事処旧跡 2km |
| 国家地質公園 | 柞水溶洞地質公園 80km |
| 自然保護区 | 牛背梁国家級自然保護区 43km、周至国家級自然保護区 69km、黒河珍稀水生野生動物国家級自然保護区 77km、平河梁国家級自然保護区 97km、桑園国家級自然保護区 110km、仏坪国家級自然保護区 117km |