Park of China

三清山

三清山
三清山
三清山

基本情報

指定ユネスコ世界遺産(自然遺産、2008)
国家級風景名勝区(第2次)
省江西省
地図上の位置江西省
山中国の山脈
緯度・経度28.9, 118.1 Google マップ
見どころ花崗岩の岩柱と奇峰
主な見どころ司春女神、巨蟒出山、猴王献宝、万笏朝天
面積220km²
最高地点1,820 m
周辺の都市江西省玉山、上饒
周辺の景勝地亀峰 87km、景徳鎮の手工業磁器生産遺跡 89km、安徽南部の古村落 111km、黄山 136km、武夷山国家公園 140km
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テーマ山、名山、断崖、山峰、石林、奇岩、道教、小滝、動物、森林、切手、ロープウェイ、雲海・日の出、ハイキング・登山

概要

道教の名山、三清山(さんせいざん)は江西省玉山県(ぎょくざんけん)の県城の北50km、玉山県と徳興(とくこう)の境にある。玉京(ぎょくけい)、玉虚(ぎょくきょ)、玉華(ぎょくか)の三峰が、道教の最高神である三清(さんせい)が並んで座っているように見えることからこの名がある。最も高いのは玉京峰で、標高1819.9mである。

三清山
三清山

風景名勝区の面積は220km²、うち中心景区は71km²で、三清宮(さんせいきゅう)、梯雲嶺(ていうんれい)、三洞口(さんどうこう)、玉霊観(ぎょくれいかん)、西華台(せいかだい)、石鼓嶺(せっこれい)、玉京峰の七つの景区に分かれる。十大景観は司春女神、巨蟒出山、老子看経、猴王献宝、玉簾瀑布、万笏朝天、玉京峰、秀峰(しゅうほう)、天門峰(てんもんほう)、観音賞曲(かんのんしょうきょく、観音が楽曲を聴く)である。

1988年に国務院が指定した第2次国家級風景名勝区の一つである。

主な見どころ

司春女神(ししゅんじょしん、春をつかさどる女神):南清園(なんせいえん)にある花崗岩の石峰で、横から見ると立っている女性のように見える。三清山の象徴として最もよく使われる景観で、切手にも描かれた。

巨蟒出山(きょもうしゅつざん、大蛇が山から現れる):南清園にある細長く切り立った岩柱で、山体から突き出し、大蛇が頭をもたげたような形をしている。これも切手になった。

猴王献宝(こうおうけんぽう、猿の王が宝を献ずる):うずくまった猿の形をした石峰で、十大景観の一つ。

万笏朝天(ばんこつちょうてん、無数の笏が天に向かう):密集して並ぶ岩柱群で、群臣が笏(しゃく)を手に朝見しているように見える。三清山の岩柱群の典型である。

老子看経(ろうしかんきょう、老子が経を読む):老人がうつむいて書物を読んでいるような形の石峰で、山の道教の伝統と響き合う。

玉京峰(ぎょくけいほう):最高峰で標高1819.9m。玉虚峰、玉華峰とともに山名の由来となった三峰の一つ。頂上からは周りの峰々を見渡せる。

三清宮:山上の道教建築群で、現存の建物の多くは明代以降に再建されたもの。近くには石刻や古い橋がある。東晋の葛洪(かっこう)がこのあたりで修行したと伝えられる。

玉簾瀑布(ぎょくれんばくふ):十大景観の一つの滝。水量は季節によって変わり、雨の後に多くなる。

山に初めて道教の建物を建てたのは唐の信州太守王鑑(おうかん)の子孫である。宋代には王霖(おうりん)が資金を出して道観を建て、明の景泰年間(1450~1456年)にその子孫の王祜(おうこ)が三清宮を再建した。

地質と景観

山体は主に中生代にできた花崗岩からなる。その後の隆起で岩体が地表に現れ、風化と流水によって形づくられた。

花崗岩には垂直に近い節理(割れ目)がある。それに沿って水、凍結、浸食が働き、岩体を一本一本の岩柱や尖峰に切り分けた。水平に近い節理は一部の岩柱を積み重なった塊に分けている。

2008年に世界遺産に登録されたとき、三清山は花崗岩の岩柱と石峰が密集し、形が多様であることが評価された。これらの岩が森林や霧とともに景観をつくっている。

植生は標高によって変わり、低いところは常緑広葉樹林、高いところは針葉樹林と低木林である。山頂一帯は湿度が高く霧が多く、多くの岩の表面に苔が生えている。

旅行案内

交通:高速鉄道で上饒(じょうじょう)駅か玉山南駅まで行き、観光バスかタクシーで山へ向かう。入口は東側の金沙(きんさ)、南側の外双渓(がいそうけい)、北側の港首(こうしゅ)などがある。

登山:金沙、外双渓、港首にはいずれもロープウェイがある。歩いて上り下りすると石段が多く、数時間かかる。

南清園:司春女神、巨蟒出山などの主な見どころはこのあたりにあり、周回の遊歩道は2、3時間かかる。

断崖の桟道:西海岸と陽光海岸は崖に沿って造られた桟道で、比較的平坦で、峰々を遠く望める。

三清宮:山上北部にある明代の道観で、近くには古い建物や石刻が多い。港首ロープウェイの山頂駅から歩いてすぐ。

所要時間:ロープウェイを使えば日帰りで南清園と桟道の一部を回れる。日の出を見たり全コースを歩いたりするなら、山上で一泊するとよい。

季節:春と夏は霧が多く、よく雲海が出る。冬は霧氷や雪が見られることがあり、桟道が凍ると一部が閉鎖されることもある。

注意:山の天気は変わりやすいので、雨具と防寒着を持っていくこと。祝日はロープウェイの待ち時間が長い。

切手

1995年、中国郵政は「三清山」の切手4種を発行した。三清福地、司春女神、観音賞曲、巨蟒出山である。

切手:三清山 切手:三清山 切手:三清山 切手:三清山

地図

中央やや北が玉京峰一帯で、その南に南清園、山上北部に三清宮がある。麓の玉山県の町は図の外の南東にある。陰影起伏と100m間隔の等高線
中央やや北が玉京峰一帯で、その南に南清園、山上北部に三清宮がある。麓の玉山県の町は図の外の南東にある。陰影起伏と100m間隔の等高線 © OpenStreetMap 寄稿者 · 地形 © Copernicus · 地図のクレジット

写真:三清山:Zhangzhugang(CC BY-SA 3.0、ウィキメディア・コモンズ)、三清山:Yumeto(CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズ)

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