
基本情報
| 指定 | アメリカの国立公園 |
| 地図上の位置 | ユタ州 |
| 緯度・経度 | 37.6, -112.2 Google マップ |
| 周辺の都市 | フェニックス、ラスベガス、ソルトレイクシティ |
| 見どころ | 岩の尖塔(フードゥー) |
| 主な見どころ | クイーンズ・ガーデン |
| 野生生物 | ピューマ |
| 周辺の景勝地 | ザイオン国立公園 74km、キャピトルリーフ国立公園 121km、グランドキャニオン国立公園 165km、キャニオンランズ国立公園 224km、アーチーズ国立公園 262km 周辺を検索 |
| テーマ | 石林、丹霞地形、奇岩、切手、ハイキング・登山、展望台・撮影スポット、星空・オーロラ |
概要

ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)はユタ州(Utah)にある。1928年にアメリカの国立公園となった。
案内図

主な見どころ
ブライス・アンフィシアター(Bryce Amphitheater):公園北部にある巨大な盆地で、長さ約19km、赤橙色の岩柱で埋め尽くされている。縁にはサンライズ・ポイント(Sunrise Point)、サンセット・ポイント(Sunset Point)、インスピレーション・ポイント(Inspiration Point)、ブライス・ポイント(Bryce Point)が並ぶ。
クイーンズ・ガーデン(Queen's Garden):サンライズ・ポイントから盆地へ下るトレイルで、ヴィクトリア女王に似ているといわれる岩柱のそばを通る。フードゥーの間に入る最も楽な道である。
ウォール・ストリート(Wall Street):ナバホ・ループ(Navajo Loop)にある狭い切れ込みで、両側に高い岩壁がそびえ、底には背の高いダグラスファーが生えている。
トールズ・ハンマー(Thor's Hammer):サンセット・ポイントの近くにある頭でっかちの岩柱で、ハンマーのような幅広い頭をのせている。公園で最もよく撮影される岩の一つである。
フェアリーランド・ポイント(Fairyland Point):入口の北にあり、フェアリーランド・キャニオン(Fairyland Canyon)のフードゥーを見渡せる。アンフィシアターより人が少ない。
ナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge):景観道路沿いにある赤いアーチで、流水と霜の作用でできた。
アグア・キャニオン(Agua Canyon):景観道路の南部にある展望地で、「ハンター」と「ウサギ」と呼ばれる二本の岩柱があり、上には色の濃い苦灰岩(ドロマイト)の層がのっている。
レインボー・ポイント(Rainbow Point):最も南の展望地で、標高約2,775mと公園で最も高い。アリゾナ州まで遠く見渡せ、近くにブリッスルコーンパインのトレイルがある。
地質と景観
ブライスキャニオンは本当の峡谷ではなく、ポーンソーガント台地(Paunsaugunt Plateau)の東の縁が浸食されてできた、半円形の盆地の連なりである。
フードゥーは約5000万年前に湖や川に堆積したクラロン層(Claron Formation)の柔らかい岩からなる。鉄とマンガンが赤、橙、桃色、白の色を与えている。
フードゥー(hoodoo)と呼ばれる岩柱の高さは数mから数十mまでさまざまである。頂部の岩は下部より硬いため、上が広く根もとが細いことが多い。
浸食の主な力は霜である。この標高では、気温が0°Cを上下する日が年に170日を超える。水が割れ目に入り、凍って膨張し、岩を割る。
割れたかけらは雨に洗い流される。台地の縁は100年に数十cmずつ後退しており、フードゥーはできては崩れることを繰り返している。
歴史と文化
入植者が来るずっと前から、この地域にはパイユート族(Paiute)が暮らしていた。その言い伝えでは、岩柱はかつて「伝説の人々」で、悪事を働いたためにコヨーテによって石に変えられたという。
1870年代、モルモン教徒の開拓者エベニーザー・ブライス(Ebenezer Bryce)が家族とともに近くの谷に移り住み、公園の名はこの人に由来する。
1923年に国定記念物、1928年に国立公園となった。
大都市から遠いため夜空が非常に暗く、2019年に国際ダークスカイパークに認定された。夏には公園が天体観察のプログラムを行う。
旅行案内
交通:最寄りの空港はシーダーシティ(Cedar City)とセントジョージ(St. George)。車でラスベガスから約4時間、ソルトレイクシティから4〜5時間。4月から10月ごろまで無料のシャトルバスが運行する。
シャトル:春から秋にかけて、入口、ビジターセンター、主な展望地を結ぶシャトルバスが走る。駐車場が満車のときに便利である。
主な展望地:ブライス・アンフィシアターにはサンライズ・ポイント、サンセット・ポイント、インスピレーション・ポイント、ブライス・ポイントがあり、フードゥーが最も密集している。
トレイル:クイーンズ・ガーデン・トレイルとナバホ・ループはサンセット・ポイント側からフードゥーの間へ下る道で、よく組み合わせて歩かれる。約2〜3時間で、帰りの上りがきつい。
景観道路:道路は南へ延びてレインボー・ポイントに至る。入口から約18マイル、標高2,700m以上で、途中にいくつも展望地がある。
所要時間:1日で足りる。日の出のときに岩が最も赤くなる。
季節:夏が最も訪れやすいが最も混む。冬は雪がフードゥーを覆い、人は少なく、早朝は氷点下をかなり下回る。
宿泊:公園内にザ・ロッジ・アット・ブライスキャニオン(The Lodge at Bryce Canyon)とキャンプ場があり、シーズン中は早めの予約が必要。公園のすぐ外のルビーズ・イン(Ruby's Inn)一帯にモーテルが多い。
注意:標高は2,400〜2,700mあり、盆地から上って戻るのは疲れる。夏の午後は雷雨が多い。
地図
