
基本情報
| 指定 | ユネスコ世界遺産(文化遺産、2007年) |
| 省 | 広東省 |
| 地図上の位置 | 広東省江門市開平 |
| 緯度・経度 | 22.2, 112.8 Google マップ |
| 周辺の景勝地 | マカオ歴史地区 76km、西樵山 83km、七星岩 103km、肇慶の星湖 106km、鼎湖山 111km 周辺を検索 |
| 主な見どころ | 瑞石楼 |
| 周辺の都市 | 江門(広東省)、マカオ |
| テーマ | 建築、文化・歴史、古村落・民家、近代建築 |
概要
碉楼(ちょうろう)は広東省開平(かいへい)の農村に建つ防御用の望楼で、1,833棟が現存する。2007年6月28日、ニュージーランドのクライストチャーチで開かれた世界遺産委員会で、「開平の望楼群と村落」は世界遺産に登録された。推薦地は4か所で、赤坎鎮(せきかんちん)の三門里村(さんもんりそん)、塘口鎮(とうこうちん)の自力村(じりきそん)と方氏灯楼(ほうしとうろう)、蜆岡鎮(けんこうちん)の錦江里村(きんこうりそん)、百合鎮(ひゃくごうちん)の馬降龍(ばこうりゅう)村落群である。
開平では明代から洪水と匪賊に備えて碉楼が建てられてきたが、アヘン戦争まではその数は多くなかった。
1900年から1931年までに1,648棟が建てられ、全体の89.9%を占める。うち940棟は1921〜31年の建設である。匪賊が多く、民国初期は戦乱と強盗が絶えなかった。1912年から1926年の間に学校が8回襲われ、教師と生徒100人余りがさらわれた。このため洪水にも匪賊にも備えられる碉楼が華僑の家々に好まれ、最盛期には3,000棟を超えた。
1940年代、アメリカとカナダが中国人移民の制限を緩めると、家族の多くが移住して身内と合流し、碉楼の建設は次第に減って途絶えた。最後に建てられたのは赤坎鎮新塘村(しんとうそん)の健廬(けんろ)で、1949年の建築である。1943年から1949年の間に建てられたのはわずか7棟だった。
「開平第一楼」と呼ばれる瑞石楼(ずいせきろう)はコンクリート造で、古代ローマ、ビザンティン、バロックの要素を併せ持つ。碉楼は一般に、中国の民家の形にギリシャ、ローマ、イスラムなどの様式を取り混ぜている。
用途別では、村人が共同で建てた衆楼(473棟現存)、住居を兼ねた居楼(1,149棟)、見張り用の更楼(221棟)がある。材料別では石楼(10棟)、土楼(100棟)、煉瓦楼(249棟)、コンクリート楼(1,474棟)である。
旅行案内
交通:広州と深圳から開平への長距離バスがあり、深茂鉄道の開平南駅にも高速列車が止まる。碉楼はいくつかの鎮の村々に散らばり、バスの通わない村もあるので、開平からは自家用車かチャーター車が便利。
自力村:塘口鎮にあり、田んぼと池の間に碉楼と洋館が点在する。最も訪れる人の多い所。近くの立園(りつえん)は華僑一族の邸宅と庭園である。
馬降龍:百合鎮にあり、竹林を背にした村々の木立の中に碉楼が建つ。
錦江里:蜆岡鎮にあり、瑞石楼がある。市街からは遠い。
赤坎古鎮:潭江(たんこう)に臨む騎楼(アーケード)の街並みで、近年、有料の観光リゾート区に改造された。碉楼見物と組み合わせやすい。
所要時間:おもな数か所は一、二日で見られる。
季節:秋と冬が最も快適。春から夏は田んぼが青々として美しいが、夏は暑くて雨が多く、台風も来る。
注意:村には今も人が住んでいる。公開されていない碉楼や家に入らないこと。
地図

写真:自力村の望楼:xiquinhosilva(CC BY 2.0、ウィキメディア・コモンズ)
周辺
| 世界遺産 | マカオ歴史地区 76km |
| 国家級風景名勝区 | 西樵山 83km、肇慶の星湖 106km、広州の白雲山 121km、梧桐山 149km |
| 詳しい紹介 | 七星岩 103km、鼎湖山 111km |
| 5A級観光地 | 孫中山故里観光区 79km、長鹿観光休博園 91km、星湖観光景区 103km、長隆観光リゾート 104km |
| 4A級観光地 | 川島観光リゾート 41km、御温泉リゾート景区 41km、圭峰山風景区 45km、皂幕山 58km |
| ユネスコ世界ジオパーク | 香港ユネスコ世界ジオパーク 163km |
| 国家歴史文化名城 | 中山 70km、仏山 98km |
| 都市 | マカオ 82km、広州 108km、深圳 139km、香港 145km |
| 全国重点文物保護単位 | 開平風采堂 21km、司徒美堂故居 25km、開平碉楼 26km |
| 自然保護区 | 恩城国家級自然保護区 50km |
| 国家歴史文化名鎮 | 赤坎鎮 26km、斗門鎮 41km |
| 国家歴史文化名村 | 浮石村 17km、自力村 30km、歇馬村 45km |